会津盆地では稲刈りもほとんど終わりましたね。
黄金色のじゅうたんが見れなくなって少し寂しい気もしますが、新米を食べるのがとても楽しみです♪ 我が家はいつから新米になるのかな~?
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さて、会津美里町には会津に現存する唯一の”塔”がありますが、皆さんご存知ですか?
県重要文化財にも指定されている”法用寺”の「三重塔」です。
”法用寺”は会津三十三観音の第29番札所で、会津で二番目に古い寺院です。会津五桜の1つ”虎の尾桜”でも有名なお寺ですね。
その三重塔。昨年、裏山の土砂崩れが原因で束柱や貫が大きく破損してしまいました。完成から約236年、経年変化で傷んだ部分も含め現在大がかりな修復工事をしています。
出来るだけ古い材料を残し、腐ったり、性根という芯の部分がスカスカになった所だけを新材に交換していきます。古材と新材は根継ぎといって、互いの材料をノミでオスメスに削り、それを組み合わせて繋いで行きます。言葉では上手く説明出来ないので…ぜひ現場に行って見て頂きたい所です。
当初9月末に完成予定でしたが、手が掛かる工事のため工期が押しているそうです。現場で実際に職人さんの仕事が見れるのは10月下旬ごろから11月中旬くらいまでだそうです。(それまでは工場に持ち帰っての仕事が多いそうです。)
伝統工法の貴重な現場を見る事が出来る又とない機会です。
会津唯一の三重塔、ぜひ見にこらんしょ~♪
《法用寺》
〒969-6274
福島県大沼郡会津美里町雀林三番山下3554
http://misatono.jp/houyou
http://www.geocities.jp/kawai5510/hukusima-houyouji.htm
記:竹内樹美