こんにちは。
こらんしょwoman 齋藤です。
いよいよ7月に入りました!本格的な夏に突入です!
産まれも育ちも高田地域の私はこの時期とてもそわそわします。それは!御田植祭があるから☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
昔から会津は米どころですが、それでも不作の時もあり、江戸時代には大きな飢饉がありました。昔の人の五穀豊穣を祈る気持ちは今とは比べものになりません。
その中から生まれた御田植祭。
伊佐須美神社と喜多方の慶徳稲荷神社で行われている御田植祭は、古来から行われている御田植祭では、日本の北限に位置する大変貴重なお祭りです。
いつから始まったのかは不明ですが、江戸時代にはすでに行われていました。
見どころ満載の御田植祭ですが、個人的に是非みて欲しいポイントをご紹介します。
☆ポイント1 獅子追い☆
獅子や馬・鹿などの8つの「獅子頭(ししがしら)」を先頭に、地元の小・中学生が、隊列を組んで、「わっしょいわっしょい」と掛け声をかけて町の中を駆け抜けます。
以前(5.60年位前)は、通りにある家全て、裏口から表口へ土足で走り抜けたそうです。
そして、高田駅前の御田神社の神田に入り、「田あらし」をします。
獅子追いは、田んぼの害獣を払うとか、悪魔祓いのためとか言われますが、田の神様が訪れたとも考えられています。神田に獅子頭が入るのも、田の神様のエネルギーを注入するためとか。
しかも、獅子追いは全国的にも、他では見られない貴重なものです。
古い時代に使われていた獅子頭が伊佐須美神社に保管されていますが、それは15.6世紀頃(今から600年位前)と推定されています(注意 通常見ることは出来ません)。
☆ポイント2 催馬楽☆
午後は1時から神輿渡御が行われます。
その中でも、大切なものが二つあります。
ひとつは、「催馬楽(さいばら)」。
11の歌詞(本当は12)からなる田植歌で、歌詞、旋律ともに古い時代の形を残す、県内最古とも言える貴重な歌です。
これは、行列と御田神社での田植式の時に歌われます。
☆ポイント3 田植人形☆
神輿渡御行列には「デコ人形」とも呼ばれる田植人形がでます。
早乙女の姿をした人形が9体、翁が2体。
もともとは氏子が管理していましたが、今は1体を残して、神社が管理しています。
この個人蔵の1体にぜひ注目して欲しい!
面の品のよさ、佇まい、着物、すべて抜きんでているんです(`・ω・´)+ドヤァ
ほんとはもっといろいろ紹介したいところですが、百聞は一見にしかず!ぜひ実物をみにきてください(o^^o)
最後にひとつ。嬉しいことに今年から、本郷小と新鶴小の児童さんが獅子追いに参加することになりました!御田植祭は高田地域だけの祭りって思われがちですが、以前は本郷や新鶴からもお祭りを見に来て、帰りには害虫を防ぐ「虫札」を授かって帰ったそうです。
ぜひ、皆さんも、御田植祭を見にこらんしょ〜!
祭りの詳細はこちら
http://www.town.aizumisato.fukushima.jp/…/…/010/040/a01.html
日程等の問合せ先
会津美里町観光協会 0242-56-4882
記 齋藤唱子