平成31年2月8日、嬉しいニュースが届きました!
小さい頃から参加していた伊佐須美神社の御田植祭が「会津の御田植祭」として、国重要無形民俗文化財に指定するよう答申されたんです。
答申ってなんじゃらほい(古い?)だと思いますが、これは、文化審議会から文化庁に、文化財として指定するようにという意見が出された、ということです。
大体は答申が出されると、指定になるという流れになるんですが、今はまだ御田植祭は指定にはなっていないんです。あくまで指定決定。
さて、「会津の御田植祭」ですが、これは伊佐須美神社の御田植祭と、慶徳稲荷神社の御田植祭(喜多方市)のこと。
御田植祭とは、田植の行われる時期に、神田のあぜに田植人形を立て、田植歌が歌われる中、早乙女が儀式的に田植えを行う祭で、この日までに田植えを終えると、豊作になると言われてきました。
会津の御田植祭は、この伝統的な形を継承していて、しかも日本の北限に位置するという、貴重な祭です。
伊佐須美神社の御田植祭を見てみると、午前中に獅子追いが、午後に神輿渡御が行われます。
獅子追いは全国的にも珍しい行事で、中学生が持つ8口の獅子頭を先頭に、町内小中学生が、「ワッショイワッショイ」とまちなかを駆け抜けて行きます。
午後は同じルートで渡御行列が進み、御田神社にある神田で、早乙女による田植式が行われます。
この田植式こそ、まさに、神田の前に神輿が、田の畦にはデコさまと呼ばれる田植人形がおかれ、田植歌(催馬楽)を楽人が歌う中、中学生による早乙女が稲を植えるという、御田植祭の様式そのものなんですよ。
祭りの魅力や特徴はまだまだありますが、もう一つの大きな特徴は、町内な子ども達の参加が欠かせないということ。獅子追いも渡御行列も、子ども達の協力なくては行えません。
私が走った獅子追いを、いつか我が子が走ると思うと、感慨深いものがあります。
国指定になることで、もっとお祭りが盛り上がって、これからの子ども達に繋げていけたらな、と願っています。
祭日 7月11日〜13日
獅子追いと神輿渡御は12日のみ